経済的DVとは?
ドメスティック・バイオレンスという言葉を聞くと、何となく身体的な暴力を指すような気がするかもしれません。
しかし、以下に挙げるような事もDVに当たります。
もし、1つ以上当てはまる様であればご注意ください。
DVは早期発見が重要です。
マインドコントロールは加害者と一緒に過ごす時間が長ければ長いほど被害の認知が遅れ、DVから抜け出せない、と思うようになります。
- 十分な生活費を渡してもらえない
- 相談なく勝手に高額な商品、サービスを契約する
- お金に関する決定権がほとんどない(意見を聞かない又は言えない状態)
※とは言え、逃げる方法はあります。離別を諦めないで、どうか一歩踏み出してください。
DV保護してもらう流れはこちらをご覧ください。
母子生活支援施設で夫から離れて人生をやり直すステップはこちら
自己破産の費用についてはこのページの一番下です。
自己破産に陥れられた流れ
私の元夫は外国人のため、日本でクレジットカードが作れませんでした。そこで交際当初から、何か機会があると、クレジットカードを使わせて欲しい。という流れになりました。当時は酷いDVもなく、優しかったので承諾。
しかし、徐々に徐々に態度も使う額も大きくなり、私の家族カードを持つようになりました。
そこからはもう歯止めが効きませんでした。(コントロールしようとしている時点で実際には共依存の性質にハマっている)
- スマホゲームの課金8000円×10回くらい
- 趣味のオモチャ30000円
- 趣味のスポーツシューズ
- 高級ブランド服
- 渡したお弁当は腐らせて、コンビニで毎日1000円~2000円使う
- 同僚に焼き肉奢る
- 今使っている車のローン払ってないのに新しい車を買う
書き上げるときりがないですね。この様な日々の浪費を私のクレジットカードで支払い、リボ払いや分割払いでがんじがらめにしました。
浪費を咎めると、それはもう酷い言葉で罵られました。『このクソあまが!』と。
出費を止めようとしてもどんどんお金が出ていく一方、私だけは節約しなければ!と同じ服はユニクロを10年着たし、お財布に500円しか入っていない時は、豆腐とウインナーを買うか、豚肉一パック買うか、電卓を使いながら惨めに買い物をしたものでした。
【自己破産】一生許さない
正直、浮気されたのはどーでもいいんです。私以外に固執する対象ができるのはなんてありがたいことでしょう!熨斗をつけてお譲りします。
どうぞ、自分の娘と同じ年の小娘と付き合ってください。
一生許さないのは自己破産させられたことです。
DV離婚するときに家から逃げて、物理的に夫から離れても借金は私の名前についてきました。
正社員の仕事も家も家財も捨てて逃げたので、当然借金も返せる目処は立ちませんでした。
ここまでになるまでなんでクレジットカード取り上げなかったの?と思うでしょう。
当然私も取り上げました。すると、給与口座用の銀行カードから使われるので、その現金を使われると、今度は毎月の家賃、光熱費が払えなくなるから渡せないんです。
身体的、精神的にも追い詰められ、わずかながらでも夫の収入がないと自分の名前で作られた借金を返せない構図・・・
頼っても頼っても借金は増えるばかり。
頑張って働いてもお金は使われる一方。そして逃げられないというマインドコントロールをされる。
これが経済的DVとモラハラDVの抜け出せないサイクルです。
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【自己破産の費用と流れ】
自己破産手続きの流れ
申立から破産決定まで約半年くらいの時間を要しました。
以下の流れは主観ベースで簡単にしたステップです。詳しい申し立てはこちらの裁判所のページもご覧ください。
- STEP①債務の整理
債権者一覧表を作成する為に、全ての債務を正確に調べます。
この時に、DV避難して家に置いてきた書類が多数あると時間がかかりますが、弁護士さんが各方面に照会をかけてくれます。 - STEP②資料作成
債権者一覧表、財産目録、直近2か月の家計収支表、その他破産に至った事情の聴取票のようなもの
- STEP③申立
- STEP④自己破産の決定
- STEP⑤裁判所で話を聞く(審尋期日に出席)
これで終了です。
自己破産の費用(弁護士費用)
弁護士さんからは、あなたの状況では破産しかないですね。と言われました。今考えて、本当にそうだったのか?元夫に払わすことが出来たのではないかと、時々思います。しかし、当時はとにかく早く夫と縁を切りたかったので、自分の自己破産で相手と縁を切ることにしました。
事件名【自己破産申立】 | 金額 |
着手金 | 129,600円 |
実費等 | 33,584円 |
合計 | 133,184円 |

自己破産の注意事項
自己破産した時に、以下の注意事項がありましたのでご参考に。
- 官報の破産者名簿に実名が掲載されること。
- 上記の理由からキャッシングの勧誘などがあるかもしれないこと。
- 破産決定から7年間はクレジットカードの新規作成、携帯電話本体の分割払い、各種ローンは利用できないこと。
- ニ度目の破産は申請が困難になること。
ひとりでも多くのDV被害者の方が、ご自分の状況に気付き、夫から離れるという選択肢を検討することを願っています。