内縁関係を解消する場合は弁護士さんに頼むべき?
DV離婚・する時には、弁護士さんは必須。
なぜなら、DV男は聞く耳をもたず、事実を湾曲して理解し、周囲に湾曲した話があたかも事実のように弁を振るいます。
しかも日常的に被害者のことを常に見下しているので、当事者同士では対等な話し合いは到底無理だからです。
そして、それは内縁関係や事実婚を解消したい場合においても同じ。
弁護士さんにお願いして各種交渉をしてもらうのが安全かつスムーズです。
今回はDVが理由で内縁関係を解消する場合(事実婚を解消する場合)のお金の話などをまとめました。
内縁関係を解消する時に弁護士さんがしてくれること(事実婚の解消)
一言でいうと、弁護士さんは交渉をしてくれます。
具体的には、私は以下の様な行為の代理人を行ってもらいました
- 車の引き渡しの仲介(家に置いてきた車はローンだったのでローン元の会社に返した)
- 荷物(家財)の引き渡し仲介と交渉
- 元自宅の各種契約の整理(携帯電話、車、インターネットなどの契約者変更サポートと連絡)
- 物質的な物の受け渡し仲介(家の鍵、車のカギなど)
主な代理交渉行為には以上になります。
文字にすると、とても簡単な作業に思えますが、相手はDV男です。
私からのひとつひとつの要求にいちゃもんつけてきたり、難癖をつけます。
例えば、マイナンバーカードを子供と私の分を引き渡してほしい。と依頼すると、
「そんなもの役所で再発行してもらえ」と弁護士さんに言ったらしいのですよ。
こんな調子なので、自分で交渉なんてまず無理ですね。
内縁関係を解消するには、どこの弁護士さんを選べばいい?
DV避難中は弁護士さんのことまで気が回らないかもしれませんが、参考程度に。
例えば、サバ子がA県に住んでいてDVを受けたとします。
そしてB県の母子生活支援施設に住むこととなったとします。
選ぶのはA県の弁護士さんでしょうか?B県の弁護士さんでしょうか?
答えは、A県の弁護士さんです。
理由
もしB県の弁護士さんに依頼すると、各種郵送物や加害者側と連絡を取る時にB県の弁護士事務所であると所在地がバレて、今住んでいるB県がバレてしまう可能性があるからです。
逆に、もともと住んでいるA県の弁護士さんを選んでおけば、同じ県内なので、今住んでいる場所との関連はないので現住所がバレる心配はありません。裁判の時も加害者へ連絡する時も出張費や郵送費が節約できますね。
【リアル金額】内縁関係を解消する場合の弁護士費用
実際に、では金額的にはどのくらいの負担になるでしょうか。
一例にすぎませんが、内縁関係解消の場合に実際にかかった費用を公開します。
事件名【内縁関係解消】 | 金額 |
着手金 | 86,400円 |
実費等 | 20,000円 |
合計 | 106,400円 |
その他の報酬金目安
案件の内容 | 報酬金基準額 |
家事事件 (離婚請求、 認知請求、 内縁関係の解消 事実婚の解消) | ●現実に入手した金銭の10% (養育費や婚姻費用の分割払いの場合、2年分が報酬金の算定対象) ●金銭の受領がない場合/相手から取り立てできない場合 標準金額86,400円(64,800円~129,600円) ➤相手方がゴネたり、事実を否認して交渉が長引いたりするとここの金額が上がるらしいです。 |
法テラス支払い方法・支払い条件は?
私は、援助を受けた時に妊娠・出産後で無職だったので生活保護受給中でした。
そのため、法テラスで受けた援助は支払い免除となりましたが、本来であれば以下の様なルールがある様です。
(法テラス重要事項説明書から抜粋)
- 基本的に3年以内に支払い終わるような金額に設定して毎月返済する
- ただし、相手方から得た金銭等がある場合には原則そこから一括して立替金を支払う
- 離婚の手続き・訴訟結果に関わらず、立替金は全額返済しなければならない
- 金額は、当初決定額から事件の難易度によって増額することがある。
まとめ
- 内縁関係の解消・事実婚の解消も弁護士さんがいた方がよい
- 弁護士さんを選ぶなら元々住んでいた県内の弁護士さんに依頼した方が良い
- 内縁関係の解消のための弁護士費用は64,800円~129,600円程度
- 支払いは法テラスを利用すれば、当面立て替え払いをしてくれる(3年以内の分割払い又は一括)