モラハラとDVの境界線はどこ?

DVの境界線離婚のこと

モラハラとDVの境界線

私は日々、モラハラやDVによる被害で苦しむ人々が減ってほしいと考えています。
しかし、私を含めてモラハラ・DV被害者の方々が、「警察で保護してもらえなかった」「役所では夫婦喧嘩として扱われた」などのお話を聞いているうちにどこまでがモラハラでどこまでがDVなのか自分自身でも困惑してきました。

もちろん、保護の対象にならなかった原因として「被害者本人が配偶者との修復を望んでいる」という要素は大いにあると思います。
しかし、それ以外の部分で役所や警察がどのようにDVに対して、要保護者として判断しているのだろうか?【モラハラとDVの境界線】について考えることにしました。

POINT

下記の図&考察は「DVの方が酷い,辛い」と言う意図があるわけではありません。
犯罪性に該当する行為(DV)かどうか?民事と判断される範囲の行為(モラハラ)か?の側面から、ただの一DV経験者が素人として客観的に考察していることをご承知おきください。

サバ子
サバ子

「一発の平手打ちより、1時間過呼吸になるほど責められて恫喝されたことが苦しかった」私には暴言のみのモラハラでも耐え難いストレスと絶望感を受けることは良く分かります。

モラハラとDVの境界線を考える図

モラハラ
(法に触れないギリギリの嫌がらせ)
DV(DV防止法に該当する行為など)




暴力なし暴力あり(刑法208条 暴行罪など)



・性行為の強要
(恐喝と暴力は伴わない)
・性的嫌がらせ
・拒否できない程の恐喝を伴う強要(刑法第177条)
・拒否すると暴力を受ける状況
・リベンジポルノ
(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)




・お金の使い方を一方的に指示する
・不平等な生活費の分担を主張する
・働けないように家事育児だけをさせる
・必要最低限の生活費を渡さない
(DV防止法、児童虐待防止法ほか)




【暴言】
・倫理観・善悪・男女の役割の押し付け
(女は家事育児をすべきである等)
【暴言】
・倫理観・善悪・男女の役割の押し付け
(女は家事育児をすべきである等)
↑を恫喝して強制させる(刑法第222条)
↑子供の面前で暴言(児童虐待防止法)

忍耐はモラハラを助長させ、DVに発展する

DV

現在モラハラ・DVを受けられている方々へ。

上記の図を見てどの様に感じられましたか?
モラハラとDVの境界線は、被害者側からするとあってないようなものにも思えますね・・・

しかし、モラハラ・DV加害者の根底は同じだと思います。
第三者である役所や警察は、被害を訴えている方が犯罪被害者に近い状態にあるか?DV防止法に触れるかと言うところを判断しているのではないでしょうか?

特に役所については自分のところで予算を出してまで保護をすべきか?という懐具合もあるかと思います。
ご自身の状況が「モラハラ?DV?グレーゾーンだな」と思われる方は、「このままでは法に触れるほどの危険性がある」部分について強く訴えて社会的支援を依頼するのが良いように思います。

最後に。子供のために。とどうかモラハラを何年も我慢しないでください。
モラハラもDVも治りません。一度暴言を受け入れたり暴力を受けて離れなかったらあなたは「そうゆうことをしても良い人間」として加害者からみなされます。

酷い言動はとどまることなく、ハネムーン期と爆発期を繰り返してどんどんひどくなります。
最初は暴言のみ(モラハラ?)と思っていても子供の前で暴言が酷くなれば、それは子どもへの虐待です。

まだご自身の状況に悩まれている方はDV診断や以下のLINEオープンチャットも参加してみてください。

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これから別居を準備したい! DV避難したい! もしかしてモラハラかも・・・? 自分のケースを他の人に聞いてみたい・・・などなど、情報交換やおしゃべりしませんか? 思いを言葉にしてみると、心が少し軽くなるかもしれません。 役所で相談しに行くのは気が進まない・・・という方も匿名で参加できるので、是非参加してみてください。



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